友人の某SNSの日記で気になる問題があったので引用させていただきました。


人間は利得で表現されたものにはリスク回避で行動し、

損失で表現されたものにはリスク追究で行動する。



皆さんも心の中で選択してみてください。


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問1
アメリカ政府が、毎年600人は死ぬと予想されるアフリカの病気を撲滅しようとしている。
そのために2つの対策が考えられている。どちらが望ましいか選べ。

A:200人は確実に助かる。
B:確率1/3で600人は助かり、2/3で誰も助からない。





問2
設問設定は問1と同じ
C:400人は死ぬ
D:確率1/3で誰も死なず、2/3で600人が死ぬ






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アメリカ学生1000人に聞いたところ、回答率は
A=72%
B=28%
C=22%
D=78%


らしいです。


よく問題をみると、以下の表現は同じ。
A=C
B=D

なのに
AとDの回答率が高いのがみてとれます。

冷静に考えたら同じ事を言っていることに気づけるはずのに、

「助かる」という利得な表現と「死ぬ」という損失な表現が

邪魔をして正しい判断をさせなくするのだと言う。

自分自身は答えを見る前になんとなく仮説を立てていたので、

大体こういう問題なのだろうとは予想がついたけれど、

感情だけで選んだら、AとDを選んでしまう可能性は高い。

伝え方によって、行動が左右されている。

そういう意味でこの結果は、とても興味深かった。

伝える力(この場合はHow to say)は大事だと思うけれど、同時にそれをしっかり理解する力も重要だなぁと思いました。

また、似たような例で、以下のようなものがあります。

「この花は公衆トイレのような異臭はしない、すばらしい香りです。」

意味としては要は「この花はすばらしい香りです。」という事を伝えています。

しかし、ぱっと見だと公衆トイレのような異臭が頭に残ってなんだか臭いイメージがつきまとう。

こんなコピーだったら、まずこの花を買いたくはならないと思う。


言葉を見たり、聞いたりして、心で感じて、その結果を行動に移す。


人の心と行動、五感と言葉の繋がりって本当に興味深い。

ポッチとな

ー論理と感情のバランスを保つー