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最近ようやく日本でも注目され始めてたPR。
そもそも、PRって具体的に何だっけ?って人もいるかと思います。
そんな人でも簡単に読めて、しかもかなりPRについて詳しくなれるのが、下にある「戦略PR」という本。
短絡的な表現で恐縮ですが、めちゃめちゃ良書です。
本書によれば、PRとは、
”「自分の良さを宣伝する」だけでなく、「周囲との関係をいい感じにする」ことで、企業や組織が目的をその達成していく”
という考え方であるという。ってことはPRの考え方は色々なところで使える。
また、広告とPRの違いも明確に書いてあり、とても参考になります。
広告業界を目指す者にとって、戦略PRは、今後絶対に勉強しておくべき。
コミュニケーションデザイナーを目指す自分も、今PRの本を読みあさってます。
とりあえず、この3つを読めばコミュニケーションデザインについておおよそ把握出来ると思います。
読む順番としては、やはり、
「明日の広告」を読んで、
明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045)
- 作者: 佐藤尚之
- 出版社/メーカー: アスキー
- 発売日: 2008/01/10
- メディア: 新書
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この「戦略PR」を読み、
戦略PR 空気をつくる。世論で売る。 (アスキー新書 94)
- 作者: 本田哲也
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2009/01/13
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 31回
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最後に「コミュニケーションをデザインするための本」を読むと良いかも。
- 作者: 岸勇希
- 出版社/メーカー: 電通
- 発売日: 2008/09/03
- メディア: 単行本
- 購入: 26人 クリック: 398回
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色んな事がすごくリンクしてワクワクします。もしかしたら、これ自体が戦略PRであり、コミュニケーションデザインなのかも。
広告業界全体の空気をつくろうとしてるな、というのがなんとなく伝わって来ます。
空気をつくるというのはまさに、こういう事なのだろう。
是非、読んでみてください。
ー広告+PR⊆コミュニケーションデザインー
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広告系総会vol.3に参加して来ました。
夏に引き続いての参加だったので、何人かの方は一度お会いしたことがありましたが、
やはり学生であの場にいたのは、確認した限りではわずか2人で、今回も僕が最年少でした。
しかしながら、インターネットと広告にかなり興味がある人にとっては本当にありがたい機会だと思う。
普段、なかなか会えないような人がたくさんいらっしゃっていた。
こんな未熟な学生とお話してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
将来こういった業界を目指す自分にとって、ここでの出会いはすごく刺激的です。
ここでの出会いを無駄にせず、将来絶対に活躍出来る人材になろう!って思えます。
また是非、こんな僕ですが絡んでやってください。
1次会の後、遅くまで僕に付き合ってくださったmedia51さん、本当にありがとうございました!
また、主催のタカヒロさん、広告会議さん、今回も本当にありがとうございました!
また次回も、最年少の参加者として必ず出席したいと思います!
ーとりあえず、同世代で1番を目指すー
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刻々と時間は過ぎてますね。
時の流れの美しさと残酷さ。
このカウントダウンタイマーを眺めていると、それをなんとなく感じます。
人生って、こんなにも早く過ぎているのだなぁ。
これまでも、きっとこれからも。
サンクコスト時間術というわけではないけれど、時間を大切にしていかなければと思った今日この頃でした。
ー日々の作業時間を整理するー
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ちょっと気になったKit Katのキャンペーン。
郵便局が民営化したことで、色々と仕掛けるようになったんでしょうか。
年賀状だけでなく、様々な手段で郵便を盛り上げようとしてますね。
http://www.breaktown.com/09sakura/
CMも感動的。
キットカットのパッケージの後ろにメッセージを書いて送りたい人に送れるという仕組み。
昔、受験で東京に来ている時に友達からキットカットの写メが送られて来たのを思い出します。
このキャンペーンによって、写メじゃなくて本物のキットカットが届くようになりましたね。
お金がない中高生にとっては、コストパフォーマンスが良いと思うので、場合によっては一瞬流行るかも。
ただ、今時の若者は、友達に住所を聞くことが既に結構面倒だったり、遠慮がちになったりしてるところがあると思うので、
そこを解決する仕掛けもあると良いと思うのですが。
自分的には、受験期はちょうどバレンタインとも重なることが多いので、そこと絡めても面白いかもと思いました。
あと、せっかく受験生へメッセージが送れるというキャンペーンなのだから、
イメージキャラクターの北乃きいから応援メッセージが届くキャンペーンもやってほしかったです。
例えば、北乃きいから突然応援メッセージが届くみたいなどっきりを、ドキュメンタリー映像としてWEBに載せるとか。
やり方はいくらでもあると思います。
他にもキットカットは色々と仕掛けていますね。(参考:http://www.breaktown.com/)
ちなみに、昔のKit KatのこのCMですが、
映画「幸福な食卓」としれっとリンクさせているのが印象的で面白いです。
あの映画を観ている人は、なんかちょっとジーンとくるはず。
このように、気持ちをデザインし、色々なところでさりげなく連動させていくことが、キャンペーンを何倍も面白くしてる気がします。
もちろん、結果的にクロスメディアになっていなければ意味がないのですが、あくまでそれは前提の上で。
ー1000万人の感じ方を知るー
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ストレートだけど、結構ささった年賀状のCM。
「年明け年賀」篇
ちなみに、年賀はがきの販売枚数は1999年の42億枚をピークに、その後は年々減少していて、今年は約36億枚。
一方、今年の発行枚数は42億枚で、6億枚近くが売れ残っているらしい。
販売枚数は前年度とほぼ同じ水準を保てたらしいが、発行枚数を増やしたため、売れ残りは前年より1億枚以上増えるのはほぼ確実だという。
なんで年々減少しているのに、今年は発行枚数を増やしたのだろう。
全くもって、紙がもったいないですね。
確かに、手書きで手間をかけた方が”あたたかなつながり”はあるとは思うけれど、
それでもやはりメールで済ませてしまった方が、若年層にとっては良いと思ってしまう。
そもそも、いくらCMを見てそのCMが良いと思っても、具体的な行動にするのはまた別の話である。
なぜなら、CMを見て素晴しいと思う時間は費やせても、自分が年賀状を書く時間は費やせないからだ。
いくらコンテンツが良くても、それが直接売り上げに繋がる訳でもないのだと思う。
年賀状に対するイメージはアップしたかもしれないが、本当に現代社会は時間の奪い合いだ。
もっと具体的な行動に移すためのメリットがなければ、絶対に年賀状は書こうとは思わない。
再び自分のライフスタイルに踏み込んでくるような、衝撃的かつ絶対的な訴求がなければ。
それがまだ見つかってない分、”年賀キャンペーン”はまだまだ面白いことが出来そうではあるのだけれど。
ー分析×想像=創造ー