日テレの「歌スタ」という番組を見ていたら、思わぬ発見がありました。

今週の2人目のウタイビトの女子大生シンガー塩原奈美子さん。

彼女が出てきて歌い出した瞬間に、自分の中で何か感じるものがあって、思わずデータ放送で彼女に投票してしまいました。

データ放送がもっと普及すれば、こうやって視聴者が選ぶオーディションも可能になってきますね。

おっと、話がそれましたが、この子を見逃すようであればウタイビトハンターもたいした事ないな、と思って見ていました。

ところがそこはハンターたちも見逃さず、見事歌いきって、井手方式で再び歌ったのですが、やはり彼女には何か感じるものがありました。

もしここでウタイビトハンターがゴメンネ札を上げたら、自分ごときにそんな事が出来るか出来ないかっていうのは別として、

この子がまだ女子大生で無名のうちにアポ取りして、本気でプロデュース的な事をしようかと考えてしまうくらい、何かを感じた。

しかしながら、さすがはウタイビトハンター。

彼らのうちの1人も感じるものがあったのだろう、見事よろしく札が上がってメジャーデビューへの挑戦権を得られました。

彼女が無事メジャーデビューして木山さんみたいに紅白にまで出られたら、なんかちょっと嬉しいです。


ここで何が言いたいかというと、自分は原石を発掘してそれを世の中に広めることにすごく面白さを感じるみたいだ、ということ。


それがもともと自分でも得意だと自負していて、特技もいつもそんなような事を書いてるし、

前に1度メジャーデビュー前のアーティストのサポートをしてた時は、彼らはメジャーデビュー後オリコン初登場4位を記録した。

そんな風に、自分が良いと思ったものが世の中に認められるっていうのはとても嬉しいっていう、すごく単純なことに気づくことができた。

それをもう少し広く深く考えてみると、まだそれほど知られていないけれど

世の中のためになるもの(なりそうなもの)を世の中に広めることによって世界が少しでも幸せになれば、

自分にとってこんな最高なことはない、というところに行き着く気がする。

世の中のためになるものの定義は人それぞれだと思いますが、それでも1000万人の心に届く”世の中のためになるもの”はある気がします。

それは人だったり、物だったり、事だったり色々あると思いますが、いずれにせよそういった世の中のためになるものを広めていきたいと思います。

個人的な好みで言えば、やっぱりエンターテインメントに携わっていたいというのは少しあります。

なので考えてみると、少し話がずれますが、広告で言えば、自分は電通の今のCDC的な仕事は現段階ではやっぱり向いていないのでしょう。

CDC的な思考は素晴しいし、コミュニケーションデザインはどこにいても実践していきたいと思うのですが、もっと自分には適正がある気がする。

まあ、良い意味でも悪い意味でも、自分はかなりのミーハーだと言うことです。

それでもメディアありきで考えたくはないので、完全に個人的な趣向ですが、

自分的には、生活者発想を大事にしながら、エンターテインメント性の高いソリューションを好むクライアントを持つ「営業」が良い。

今のところ、知ってる範囲で選ぶなら、ちょうど博報堂の営業の日野哲也さんみたいなのが理想。※2010年博報堂会社案内参照

ホント一度は自分もKDDIのこの仕事を担当してみたいな。まあ、なかなか難しいと思うけれど。

他にも自分がそういう営業向きだと思うロジックはもっとありますが、ここでは省きます。

とりあえず、たった一つの番組で結構大事な自分の価値観の抽出に成功しました。

この日テレの「歌スタ」という番組もまた、僕のためになるものを僕に広めてくれたことによって僕を幸せにしてくれました。

多分、他にも世の中のどこかしらで知らない誰かも自分と同じように、この番組から何かしらの幸せを享受しているのだと思います。

そういうのって、ホント素晴しい。テレビに限らずメディアニュートラルで考えればもっともっと幸せを届けられるはず。

うん、やっぱり自分が就きたいのは、「咲かす仕事」だ。

咲かす。時代を、そして未来を。

ポッチとな

ー回り回り回ってたくさんの笑顔を咲かす。ー