ガタン、ガタン。

大都会の真ん中を淡々と走り続ける無機質な箱の中で、

僕は知らないおっさんが言っている言葉に耳を傾けた。


「ツラいときこそ笑顔でな。誰もがそういう時、眉をひそめるんだ。

そういう時こそ、笑顔になれば余裕が持てるもんだから。」


おっさんは言った。

無機質な箱の中で放たれたおっさんの言葉は

とても温かかった。

ポッチとな



ー変えられるものをプラスのエネルギーにー