久しぶりに感動したCMキャンペーン。


いつもテレビで見ていたソニーウォークマンのCM。

なんかドキュメンタリーっぽいなと思いながら見ていたら、最後に、「学校でライブやりました」というメッセージが。

しかもそのメッセージが手書きになっている事が、よりリアリティをアップさせていて、とても見たくなり、

とりあえず検索窓に「play you」と、言われた通りCMでよくあるWEBサイトへの誘導を受けてみる事にした。

http://www.sony.jp/playyou/

このページに行くと、さらにこのページ(http://www.sony.jp/playyou/main/#/playyui/detail/schoollive)に飛びます。

すると、そこにはソニーウォークマン×YUIの特設サイトが表示されます。

ただ単純にYUIを起用してCM作って商品だけを宣伝のではなく、しっかりとYUIの新曲、そしてYUI自身のPRにも繋がっている。

しかも、ちゃっかり新曲の「I`ll be」が試聴できるようになっているし、YUIラヂオも聴けるようになっている。

これまで全然知らなかったけど、コンテンツにあったYUIラヂオ聴いちゃったし。

ラジオとの連動させて、1回だけこの特設サイトのページにおじゃましてきたという設定も面白い。見事、向こうの思惑に引っかかりました。

このように、このキャンペーンはCMも、そこから誘導したWEBサイトも、商品だけのPRでなく、YUIのためのPRにもなっていて、ホントすごいと思う。

まさにボク自身がいつも自分に言い聞かせている「一石二鳥」という言葉通りである。

ところが、このキャンペーンはすごいことにそれだけでは終わらない。

この特設サイトに飛んだ時に流れるこの映像。

これを見た時にとても感動しました。

ウォークマンのPRのためのYUIのドキュメンタリー映像でありながら、純粋に学生側のドキュメンタリーにもなっている。

彼らは、音楽を続けていたからこそ、YUIと同じステージで演奏できた。

おそらく彼らにとってこの事は一生の思い出になるだろう。

また、改めて「音楽で人は繋がる。」という事を実感したかもしれない。

いずれにせよ、学生たちにとってはかけがえのない瞬間だっただろう。

きっと彼らにとってはこの一件が人生のターニングポイントとなり、ここでの経験を糧にして将来頑張るのかなぁなんていう想像までしてしまう。

そこまでの想像すらも創造してしまい、学生たちの未知なる可能性にも触れたこのキャンペーンは、間違いなく、みんなの心に刺さるキャンペーンだ。

部活を頑張っていた高校生の頃を思い出すと、今の自分にもかなり刺さる。ホント深いキャンペーンだ。

あと、このドキュメンタリー映像はどちらかと言うと商品というよりも、音楽の素晴しさを伝えている。

その結果、商品の素晴しさにもちゃんと繋がっているというような気がします。

単純に足し算のメディアミックスではなく、ちゃんとリアルイベント×TVCM×WEBのかけ算になっている。

これこそ、まさにクロスメディアのとても良い事例だと思います。結果としてのクロスメディア

是非とも、このキャンペーンを手がけた方々にお話をお聞きしたいなぁ。

ちなみに、このリアルイベント、もしかしたらテレビのドキュメンタリー番組としても成立させることが出来たかもしれない。

そう考えると本当に色々と連動させられるなぁとワクワクしてしまう。

やっぱりこの世界は面白い。理屈じゃないな。

それでは、今日は最後にYUIの新曲「I`ll be」を聴いてお別れです。

早速、影響を受けて終わり方がラジオ風になってしまった。

ポッチとな

ー一石二鳥にも三鳥にも四鳥にもするー